INTRODUCTION木質バイオマス発電所

木質バイオマスとは?

バイオマスとはエネルギーとして利用できる生物体のことです。そのうち木材からなるものを木質バイオマスといいます。
伐採の現場や製材所などで放棄または廃棄されてきた間伐材、枝、葉、樹皮などが木質バイオマスとして燃料に利用されています。

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木質バイオマス発電とは?

木質バイオマス発電は、木質資源(木質バイオマス)を燃料とします。木質バイオマス燃料をボイラーで燃焼させて水を熱し、高温高圧の蒸気を作ります。その発生した蒸気によってタービンを回転させ、タービンと繋がった発電機が回転することで、電気を生み出します。このような発電方法を木質バイオマス発電といいます。

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FEATURES

木質バイオマス発電の特徴

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特徴.01

カーボンニュートラル

木質バイオマスを燃焼させるとCO2が発生しますが、植物は成長過程で光合成によりCO2を吸収・固定しているため、トータルで見ると大気中のCO2濃度に影響を与えることはありません。このような炭素循環の考え方をカーボンニュートラルといいます。地中で長い年月をかけて作られた化石燃料を地表に引き上げて燃焼させるのとは違い、地表での炭素量は変わらないという考え方になります。いったん大気中に排出されてしまえば元に戻すことができない化石燃料と違い、地球全体でのCO2排出量を抑制し、地球温暖化防止に貢献しています。

特徴.02

電力の安定供給と災害対策

太陽光発電や風力発電などと比べ、天候や時間帯の影響を受けることなく24時間安定して電力を供給できます。また、地域がブラックアウトした場合でも、燃料があれば発電が可能であり、災害時には電気自動車での電気の配達ができるという災害に備えた防災協定を地域と締結しております。さらに、燃料となるバイオマス自体を貯蔵したり、発電時に発生する熱エネルギーを蓄熱したりすることで、需要に応じて発電量のコントロールも行えます。